FX外国為替取引投資の基礎知識と始め方!

大きな金利差がFXの為替リスクを軽減する


FX投資の損益をシミュレーション
外貨の金利と国内の円金利を比較すると、現在の円金利は非常に低いため、大きな金利差が生まれます。これは投資家にとって、大きな魅力です。

FXを具体的にシミュレーションしてみましょう。差し入れる証拠金は105万円。これに10倍のレバレッジを効かせれば、円換算にして1,050万円までドルを購入できます。円相場を1ドル=105円とすると、10万ドルまで買い付けられました。 ドルと円の金利差(スワップポイント)が4.5%あれば、ドルを買っている状態、つまりポジションを保有していると毎日この金利差の利息相当分が受け取れるのです。

1ヵ月後に1ドル=106円で売り戻すと、1ドル当たり1円の利益となり、10万ドルでは10万円が手に入ることになります。加えて、1ヵ月間の10万ドルに対する4.5%の利息相当分370ドル(106円/ドルで円換算すると3万9,220円)も利益です。つまり、合計で13万9,220円の儲けとなります。

逆に為替が1ドル=104円になったら、為替売買で-10万円となりますが、スワップポイントは370ドル(104円/ドルで円換算すると3万8,480円)のままなので、実質の損金は-6万1,520円です。このことは高金利の外貨に投資すれば、円金利との金利差によってより大きなスワップポイントが発生し、為替売買での損失をカバーしてくれることを意味します。

このようなメリットから、最近では個人投資家の為替に対する意識が変化して、海外通貨への関心が高まっています。