FX外国為替取引投資の基礎知識と始め方!

FX外国為替市場の参加者は誰か


外国為替市場にはさまざまな参加者がいる
東京外国為替市場は、ロンドンとニューヨークに次いで世界第3位の規模を誇ります。市場の参加者は、主に銀行などの金融機関と外国為替ブローカーです。

金融機関で実際に為替売買を行っている人のことを外国為替ディーラー(外為ディーラー)と呼びます。これに対して、外国為替ブローカー(外為ブローカー)とは、銀行間での為替売買を仲介する業者のことです。外為ブローカー自身が自分のために為替を売り買いすることは基本的にありません。売り注文と買い注文を仲介して手数料を受け取るという業務を行っています。かつては、為替売買のほとんどが外為ブローカーを通じて行われていましたが、最近では直接銀行間で取引を行うダイレクト・ディーリング(DD)の比率が高まり、外為ブローカーの担う役割が減ってきています。

外国為替法の改正で間口が広がった
1998年に改正外国為替法が施行され、取引は必ず日本政府から認められた外国為替公認銀行でなければならないという規制(為銀主義)が撤廃されました。その結果、商社や生命保険会社、損害保険会社、証券会社、メーカーなど、さまざまな外国為替市場の参加者が急速に増加しました。

これまで個人が外国為替取引を行おうとするなら、銀行を通してしか手段がありませんでした。しかし、現在ではFX会社や証券会社などが、銀行に比べ安価な手数料で小口の外国為替取引の商品を
提供しています。近い将来には、コンビニで外国通貨の両替もできるようになるかもしれません。