FX外国為替取引投資の基礎知識と始め方!

FXのビッドとオファー


FXのビッドとオファー。聞き慣れない言葉かもしれません。円をドルに替えることを「ドル買い(円売り)」、ドルを円に替えることを「ドル売り(円買い)」といいます。このときに1ドルを何円で替えるのか必要になってきますが、そのときに用いる交換比率が外国為替レートです。

テレビなどで「現在、外国為替市場は121円20銭から30銭の間で取引されています。」というのを耳にすることが増えてきました。マーケットではドルを中心に考えられているので、このドル/円相場の場合、正確にいえばドルの買値が121円20銭、ドルの売値が121円30銭ということです。

FXではこの買値(ドル買い円売り)のことを「ビッドBid」、売値(ドル売り円買い)のことを「オファーOffer(またはアスクAsk)」と呼びます。実際の取引においてこのレートでドルを売りたい人は、ビッド(ドルの買値)である121円20銭で取引をすることができますし、このレートでドルを買いたい人はオファー(ドルの売値)の121円30銭で取引することになります。

またこのようにビッドとオファー両方のプライスが出されることを「2ウェイ・プライスtwoway price」といいます。外国為替市場では、この2ウェイ・プライスが基本になっています。

テレビのキャスターが、ロイターなどの情報端末を見て「ニューヨーク市場の円相場は、現在121円20銭から30銭の間で取引されています」という表現をしますが、これは間違ったいい方です。本来は「120円20銭で買いたい人と30銭で売りたい人がいます。」ということなので、正確には「ニューヨーク市場の円相場は、現在121円20銭-30銭です」というべきでしょう。