FX外国為替取引投資の基礎知識と始め方!

FX為替相場は日々変動する


為替相場も野菜や魚の値段と同じように変動する
モノの値段が上がったり下がったりするのと同じように、通貨の値段である為替レートも常に変動しています。ここでは、為替レートがなぜ上がったり下がったりするのか説明しましょう。

レタスやキャベツなどの野菜や、サンマなどの鮮魚の値段は需要と供給、つまり、必要とされる量(需要)と売り出されている量(供給)の力関係で決まります。例えば、豊作・大漁で野菜や魚が多く市場に出回れば、供給が需要を上回り値段は下がります。逆に、不作・不漁のときは需要が供給より多くなり値段は上昇します。

為替相場も需要と供給の力関係で決まる
通貨の値段である為替レートも、需要と供給の力関係で決まります。ドルを買いたい人のほうが売りたい人より多ければ、ドルの値段は上がります。つまり、ドルに対する需要が供給より多いからです。逆に、ドルを売りたい人のほうが買いたい人より多ければ、供給が需要を上回りますのでドルの値段は下がります。

具体例をあげてみましょう。通貨の需要と供給に大きな影響を与えるのが貿易です。日本の会社が自動車や電気製品をアメリカに輸出すると、その代金はドルで受け取ります。 ドルを受け取った日本
の会社は、銀行でそのドルを売って円に替えます。というのも、ドルは日本の通貨ではないので、そのままでは日本国内で従業員の給料や材料費などさまざまな支払いに使えないからです。

このように、輸出企業は受け取ったドルを円に替えようと売るので、輸出が増えるとドルの供給が増えて円高ドル安の要因の1つになります。