FX外国為替取引投資の基礎知識と始め方!

FX外国為替市場は相対取引


外国為替市場は株式と違い、実際に取引所があるわけではありません。株式は証券取引所で売買をするので取引所取引、これに対してどこかの取引所で売買を行うのではなく、取引所は存在せすに電話や通信端末を用いて取引することを相対取引といいます。

株式の場合、銘柄(種類)が多いため個々に取引すると流動性が低くなります。投資家や証券会社の取引を1ヵ所に集中させることで流動性の確保、公正な価格形成が可能になるため、株式市場は取引所取引という形態が中心となっています。例えば「△△物産」の株を1000株買おうとして証券会社に仮に同時に電話したとすると、通常はどの証券会社でも同じ価格で購入することができます。株価が655円なら購入金額は「65万5000円十手数料十税金」となります。どの証券会社でも取引価格は同じであるため、手数料やその他のサービス、財務内容などで取引会社を選別するのが現状です。

取引所取引である限りにおいては、日本全国どこで買っても同じ値段となるのです。また一定の値幅制限があり急激な株価の変動や乱高下を防ぐためストップ高やストップ安などのルールが成り立っています。

一方の相対取引である外国為替市場では、取引を行う人同士が1対1の関係で通貨、数量(アマウント)、価格(レート)を決め、売買を成立させます。そのため、時間的な制限もなく、株式のようにストップ安やストップ高などで取引ができないこともありません。